2010年6月16日水曜日

ダイヤモンド電機の株価高騰の原因と思われるニュースがありました

ダイヤモンド電機の株価高騰の原因と思われるニュースがありました。
プラグインハイブリッド車(PHV)の車載用充電器に参入するそうです。
報道によると、まず今秋からスズキ(7269)が実証実験を始める「スイフトPHV」に搭載されるらしいです。
前3月期の営業利益は9.7倍に回復。今期は98%営業増益予想。PERは7倍台、PBRは0.6倍台。

ダイヤモンド電機に投資したきっかけのひとつには、電気自動車の主要部品を製造しているためでした。
ただし、自動車会社に勤める私個人の1エンジニア見解として、プラグインハイブリッドに疑問があります。
この技術は耳ざわりがよく、車にあまり興味のない人なら「お、それいいね」という反応が大勢を占めると思いますが、充電方法が2つある分、車自体が部品コストの関係で割高になります。
現時点でコストを考えたとき、イニシャルコストをランニングコストでペイできません。
また、ハイブリッド車にはちょっと充電ちょっと放電に特化したバッテリーを選定するため、電気自動車の出かける前にガッツリ充電、その後は放電という性質に特化したバッテリーと異なるのです。

以上のことを考えると、プラグインハイブリッドという言葉は魅力があるが、本当にそれがドライバーにとって実用的なのだろうかと考えてしまいます。
まあ、車というのは自己満足の世界でもあるので皆さんが実用性を追求しているわけでもないんでしょうが。

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