2010年10月17日日曜日

日産:九州工場の分社化を検討

 少し古いニュースになりますが、2010年10月5日 日産自動車は、九州工場分社化検討を発表しました。
 私は、株式などを買っていますが、サラリーマンである以上、労働者という立場でもあります。
 私にはこのニュースが、海外の低賃金に勝てないから、国内工場を低賃金化するというように読めます。
 なかなか複雑なものがあります。
 個人的な経験・風聞では、①賃金を削ってでも現状の職場、②国内の見知らぬ土地の工場へ転籍という選択しを迫られると、前者を選ぶ人が多いように思います。
 そういった意味では、まだ今回の決断はまだ救いがあるのかもしれません。


http://mainichi.jp/select/biz/news/20101006k0000m020061000c.html

 日産自動車は5日、同社九州工場を分社化する検討を始めたと発表した。
 円高など経営環境が厳しい中、分社化による賃金水準の抑制を通じてコスト競争力を高め、国内生産体制を維持する。
 将来的には小型車の生産輸出拠点と位置付ける。

 今後労組と協議を重ね、11年秋の新会社設立を目指す。
 新会社は、日産の完全子会社として、現在の従業員約3600人は転籍する。

 日産は、コスト競争力を高めるため、国内メーカーでは初めて日本で販売する主力小型車「マーチ」の生産をタイに移管。
 今後は主力国内工場のうち、年末に日米欧で発売する電気自動車「リーフ」を中心にした付加価値の高い車を追浜工場(神奈川県横須賀市)、高級車を栃木工場(栃木県上三川町)、分社化する九州工場は利幅の薄い小型車の生産拠点と位置付ける。







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