2010年10月1日金曜日

過去の早期退職制度

 以前、ヤマハ発動機の早期退職制度が実施されたときに、私なりの考えを投稿したことがあります。


 まあ、ネガティブな書き込みをしました。



 今回は、その昔、早期退職制度が一般的ではなかった時代の話をしたいと思います。

 当時私は、社会人になりたてですから、経験も乏しく、情報に間違いがあるかもしれません。

 記憶も10年以上前の話のため風化している可能性もあります。



 私が早期退職制度を身近に考えたのは、社会人1年目?か2年目の時に、自動車製造業のマツダが行ったものでした。



 その前年に就職活動をしていますから、当時のマツダに関しても記憶しています。

 当時のマツダは不調で、フォードの資本を受け入れて、「日本の自動車会社なのに外国人が社長の会社」というまあ、学生だった私の認識はこんなものです。

 当時は、不況といわれていましたが、山一證券が破綻する前年のため、大企業が大赤字というのは少数派です。

 そんな中で、マツダは赤字でした。

 多分私の記憶では、三菱も日産も優良企業としてまだまだ好調の時代です。



 そして、マツダは早期退職を実施しました。

 確か、30歳以上の社員から募集したと思います。

 結果として、働き盛りの30代、しかも優秀なエース級の人材が多数応募して会社を去ったそうです。

 当時私は、22~23歳ぐらいですから、ピンと来なかったのですが、まあ30歳前後では、優秀であれば転職先も豊富ですし、同規模、同業種に転職も可能です。

 今なら思います。30歳で割り増し退職金があれば、将来有望視されている人材でも転職を考えると。



 それ以降、早期退職制度における募集は主に45歳以上に限定されることが多くなりました。

 まあ、歴史の長い企業は年齢給というものがあり(経験給と名前をかえたりしていますが)、階級よりも年齢による給料が高かったりしますから。



 その後の早期退職制度は、ニュースになっても忘れがちなのですが、私の中では、マツダのケースは10年以上経過しているのに忘れられません。

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