2010年11月3日水曜日

幻冬舎がMBO 見城社長が全株式保有へ

 私も株式を所有している、幻冬舎がMBO(経営陣が参加する買収)を発表しました。

 ニュースとしては、こんな感じで扱われています。

http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819696E0EBE2EA858DE0EBE3E2E0E2E3E28698E0E2E2E2
 幻冬舎(ジャスダック上場、中堅出版)は29日、MBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表した。
見城徹社長が代表を務める特別目的会社(SPC)がTOB(株式公開買い付け)を実施する。
出版市場が縮小するなか、抜本的な構造改革には非上場化が必要と判断した。

 買い付け期間は11月1日から12月14日まで。
買い付け価格は1株22万円で、29日の終値14万6000円に対し50.68%のプレミアムを付けた。
全株を取得した場合の買収総額は60億円強。
TOB後は、SPCと非上場化後の幻冬舎を合併させ、見城社長が幻冬舎の全株式を保有する計画だ。



 22万円で買い付けであれば、私自身は損失が出ません。
 でも、でもです。
 私は、この会社に30万円以上の価値があると考えて、微力ながら資料を読み、間違いないと考えて、株式を購入しました。
 幻冬舎株式総数全体から見ればごくわずかですが、私の中では、1社に対する投資としては、上位に位置します。
 (他が優待狙いで小口が多いだけですけど)

 そんな中、株価が低迷しているとはいえ、売り出し価格40万円(当時120万円でその後3分割したから)を下回った金額で買占め、非上場化は安すぎると思います。

 市場規模縮小の中で抜本的な構造改革のための非上場化は建前でしょうね。

 幻冬舎 見城社長は、角川時代に大物タレントや、人気作家を口説き落として、若くして幹部に抜擢された辣腕です。
 角川社長逮捕時に角川を退社して幻冬舎を立ち上げました。

 全然根拠はありませんが、したたかな人間だと思います。
 電子書籍等の社会変化による更なる利益確保のため、独断で決断したいという意向はあると思います。
 市場規模縮小による、、、。はうそ臭いです。









2 件のコメント:

  1. 私もブログで書きましたが、長期のホルダーです。
    吉本興業の時も感じましたが、損までしてMBOには
    応じたくはありませんね。

    http://blog.livedoor.jp/july701/archives/51717552.html

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  2. パンダさんこんばんわ。コメントありがとうございます。
    パンダさんの株主優待ブログは拝見させていただいております。
    私もMBOに応じなかった時どうなっていくのか、過去の事例を調べて今後の行動を考えていきます。

    ちなみに吉本興業の時は、指値買い注文をしているときにMBOが発表されて、結局株主になることなく終わった経験があります。

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