2011年3月16日水曜日

震災時における日本人の集団行動

 本日の株式市場は、昨日の暴落から急反発して大幅高になりました。
 私は、20銘柄ほど指値注文をしましたが、約定したのは1銘柄のみとなりました。
 自分の中にある、冷血な感情では、「購入できなくて残念だった」と考える部分が確かにあるのですが、購入できなくても良かったと思います。
 その分株式市場では、復興に向かっていくという期待値から株価が回復し始めたと考えます。

 ネットで色々なニュースを見ていると、これだけの大災害でありながら、略奪行為がほとんどなく、復興に向けて黙々と動き始める日本人の行動というのは、世界的に見ればとても不思議なようです。
 大災害が発生したときは、他の国では略奪なり暴動がおきるものですが、日本では被災者は助け合いに奔走し、日本全体を見ても各人・各団体が援助方法を模索しています。
 海外から見れば「なんで?」と思う人も多いらしいのですが、私としては日本人として生まれて本当に良かったと思える習性だと思います。

 私個人としても、本当に小額なのですが、義援金に応募しましたし、また、自分の勤める会社が義援金や、自社製品を提供するという発表は本当に良かったと思いました。
 また、全国各地から、自社の災害復興に役立ちそうな中古製品(多くはデモンストレーション用機材)が一度返品されて、本日、東北地方に向かって陸送されていきました。
 これだけ各地から集まってくるとは思っておらず、その光景を眺めていて、正直びっくりしました。

 ちなみに、最近日本広告機構のCMばかり放送されていますが、その多くは、企業が「この時期に自社のCMを流すのは申し訳ない」という考えで日本広告機構にCM枠を寄付した結果なのだそうです。

 私は、普段から日本という国には底力があるという考えでしたが、最近のニュースを見て、涙しながらも改めて再認識しています。

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