2011年3月21日月曜日

会社の同僚が仕事の関係で被災地区に行っていました

 本日も会社に行きました。
 私の勤務する会社では、復興支援に必要となる機器類を生産・販売している関係上、機材の搬送に伴う、現地作業員への説明や、手続きの関係で、東北地区の販売担当者等数名が、今回の東日本大地震で被害の大きかった地域に先週後半に現地入りしていました。
 本日、たまたま現地入りして戻ってきた同僚に話を聞く機会がありました。

 話を聞いたところ、現地は今尚大変な状況のようです。

 一般人は、通行許可がまだ下りていませんから、上記目的で現地入りすることを申請して、許可を得て通行したそうです。

 山沿いのルートを通って、東北地方に入り、そこから海岸沿いの被災地(明記は避けますが、石巻市や大船渡等と考えてください)に入ったそうですが、山間から町に入ると、満潮時間が近かったため、いきなり水浸しだったそうです。

 船で、海上に出なくとも、海岸近辺では今尚、亡くなった方のご遺体があり、気が弱い人間であれば、腰が抜けてしまうほどの残酷な状況なのだそうです。

 ほとんど倒壊した家屋でも、2階部分に人が入れるようなご家庭では、避難所に行くのを止めて、現在もその建屋で生活しているそうです。

 震災の当初は、ご遺体が道に散乱していたため、亡くなった方をまたぎながら食料や燃料を人手で、搬送していたのだそうですが、あまりにも申し訳がないので、ダンボールや毛布等で、上から覆っているそうです。
 そうなると、散乱した廃材類と遺体の区別がつきづらくなり、間違って踏んでしまうため、遺体を踏んでしまった足跡が残っており、正気でいられないほどの状況だったそうです。

 自衛隊員も、救援のため尽力されているようですが、10人程度のグループで、大型無線機を使いながら、救援作業に当たっているそうです。
 自衛隊の規則なのかもしれませんが、とても1人では単独活動できないような状況だったようです。

 話を聞いた時間は、就業中のため5分もなかったと思いますが、聞いている間涙が出そうになりました。
 亡くなった方の中には、生きたいと思いながら願いのかなわなかった人も大勢いたと思います。
 1人でも多くの方が、生き延びることを願わずにはいれません。

 今後の復興に向けて、微力ながら私も行動していきたいと思います。

 
 
 
 

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