私もその昔、ユーシンの株式を所有して応援していたことがあるのですが、今から2年ほど前、ユーシンは、旧リップルウッド・ホールディングスのおもちゃのように会社がズタズタにされていました。
私は、ユーシンの技術力を高く評価していました。
以前、社長自らが取材の中で、
「リップルウッドが連れてきた社長はとんでもない人物だった。リップルウッドが資本参加している企業をユーシンに異常な高値で買収させ、リップルウッドの利益を確定させようとしていた。ユーシンにとっては背任に当たる行為。それ以外にもさまざまな問題があり、社長をやめてもらった」
「今年2月にはリップルウッドとの資本関係も完全に解消した。そうしたゴタゴタも経営者難の要因になっている」
等と語っているとおり、どうなってしまうんだこの会社といった状態でした。(2010年7月16日の投稿に書き込んでいます)
当時の株価がそれを物語っています。
日本の自動車産業は、完成車メーカーのみの力で現在の発展を勝ち取ったわけではなく、総力戦で今の地位を気づいたと考えます。
ユーシンには、日本企業として是非がんばってもらいたいと思います。
以下は、ニュース記事の抜粋です。
次期社長を公募した自動車部品メーカーのユーシンは22日、応募者の中から外務省の現役官僚である八重樫永則氏(48)を社長候補として招く人事を固めた。5月19日に開く臨時株主総会で取締役に選任、半年後をメドに社長に昇格させる方針。田辺耕二社長(77)は会長か顧問に就任する方向で調整している。 八重樫氏は1986年(昭61年)に東大法学部を卒業。外務省では領事局政策課長などを歴任。
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