2010年8月30日月曜日

東芝がエアコンつき洗濯機を開発した経緯

 今日は、株式が若干持ち直しましたね。
 先日買ったばかりの株式が、8%程度上昇していて売りたい衝動に駆られています。
 でも、我慢して長期保有すると思います。


 少し前の話ですが、東芝から発売されたエアコンつき洗濯機が人気を博していました。




 当時、はじめて見たときに、なんで洗濯機にエアコンがいるんだよと思っていましたが、私の感想とはちがい世間ではヒットしていました。

 つい先日、開発の経緯を聞いたときに、「なるほどー」と思った事柄がありましたので紹介します。

 当時、東芝の開発陣も、洗濯機にエアコンをつけることをはじめから狙ってなかったのだそうです。

 乾燥機つき洗濯機の欠点として、衣類がしわになりやすいことがテーマとしてありました。

 じゃあ、熱風で一気に乾燥させるからしわになりやすいのであって、冷風で乾燥させてみようと考えたそうです。

 結果は、そこそこ良好でしたが、冷風はコンプレッサーが必要になり、製品原価が跳ね上がり、商品化しても、高額商品になってしまうため、売れ行きは悪いだろうと予測する風潮になったそうです。


 でも、ここでヒラメキがあったのだそうです。

 「どうせコンプレッサーをつけるのなら、エアコン付洗濯機として外部に冷風を送れるようにしたらどうだ」

 という案がでました。

 東芝はアンケートデータから、日本の家庭は、ほぼすべての部屋にエアコンが着いているケースが多いが、玄関、トイレ、脱衣所にはエアコンがないことを知っていました。

 また、私は男なので本当にピンと来なかったのですが、女性は夏場せっかくお風呂に入っても洋服を着る段階で汗をかくのが不快なのだそうです。

 その点男は、パンイチで脱衣所から出てしまいますから、不快なのはわかりますがそこまで深く考えていません。

 日本では、脱衣所に洗濯機を置くケースが主流ですから、ここに勝算を見いだして販売に踏み切ったのだそうです。

 まあ、あるセミナーで聞いた話なので美談に脚色されている可能性は高いと思いますが、商品の売り方という意味ではとても面白い話だと思います。

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