2010年12月27日月曜日

中国市場の自動車ナンバープレート発行規制

 自動車メーカーの業績は急回復していますが、その中のファクターとして中国市場があると思います。
 中国は、公害問題でどうしようもなくなるところまで、経済は発展していくと予想する人は多いとお思いますが、私もその1人です。

 でも、この公害問題に関しては、そこそこ規制が始まってきているのかもしれません。
 一党独裁体制のため、賄賂によって法律が捻じ曲げられる国家ですが、そういった無法状態も限界が近いのかもしれません。
 (私は、一党独裁制時に断固反対しているわけではありません。むしろあれほど広大な国土で、民主主義は空論かもしれないと考えています。みんなが自由に主張していたら、国家の体裁すらとれないでしょうし)

 そろそろ公害問題が限界と思う記事がありました。
 この記事は、交通渋滞の緩和を主目的としていますが、それだけではないと思います。

 中国の自動車販売台数は、昨年に米国を抜き、今年は1800万台を超えるのが確実ですのでのようです。
 中国では、今までも交通渋滞緩和を目的に、ナンバープレートの末尾が奇数が偶数かで、乗れる日を制限している都市が有りましたが、今度は新車の登録台数を大幅に制限し、北京では来年から今までの3分の1の台数しかナンバープレートを発行しないのだそうです。

 こうなってくると、うなぎのぼりの中国市場の自動車販売台数はこれ以上の大幅な増加は望めなくなるのかもしれません。

 日本の自動車メーカーは、乗用車では、北米・日本市場に対して、まだまだ中国は販売台数的には少ないですが、これがトラックメーカーになってくると、中国比率が高いと思います。
 業績急回復中のトラックメーカーは、この先ちょっとした停滞期が来るのかもしれません。

 ちなみに、何かの記事で呼んだのですが、中国の交通機動隊は50歳まで生きることが奇跡的なぐらい、早死にするそうです。
 そんなに自動車の排気ガスは、体に悪いのか不思議ですが。

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