2010年7月18日日曜日

日本電信電話 NTT

NTT、南アIT大手を買収 総額2860億円 という記事からNTTに投資することにしました。


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NTT、南アの情報システム会社買収=最大約2900億円で10月に
2010年7月15日(木)20:03

(時事通信)
 NTTは15日、南アフリカに本拠を置き、ネットワーク機器やサーバーなどの構築や運用、保守を行う情報システム会社、ディメンション・データ・グループを買収すると発表した。TOB(株式公開買い付け)により90%以上の株式取得を目指す。TOBは10月完了を目指し、買収額は最大約2900億円に上る。NTTグループの進出が遅れている世界の地域や事業分野を今回の買収で補完し、ICT(情報通信技術)分野における世界でのトップ企業を目指す。

 TOBはディメンション社も同意している。同社は、南ア中心に49カ国・地域に拠点を持ち、約6000社の顧客を抱える。持ち株会社は英国にあり、世界の各拠点を統括している。2009年9月期は連結売上高約3600億円を計上。アフリカのほか南米、中東などの地域にも強みがある。これらの地域に対してはNTTグループは出遅れていた。

 衛星回線を通じて記者会見した訪英中の三浦惺NTT社長は、「NTTとディメンション社は理想的な補完関係にあり、グループ全体で高品質かつ幅広いサービスを提供できるようになる」と述べ、買収効果が表れることに自信を示した。 


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 私は、決してNTTの前途が明るいとは思っていないのですが、NTTは海外戦略に取り組んでいくより仕方がないと思います。
 NTTは以前(2000年前後)海外に2兆5000億円前後出資して大失敗をしています。
 そういった意味で、世界展開に関してはへたくそなんだろうと思います。
 ただし、日本国内市場が通信に関して飽和状態なのは間違いないと思います。
 そうした中、日本の企業が世界展開をするというのは賭けてみたい気持ちにさせられます。
 購入株式数は小口になると思いますが。

 今から数年前、NTTを取り巻く環境というのは最悪だったと思います。
 社会的にも、郵政民営化、NTT分割化が正義という風潮がありました。

 私個人は両方反対です。
 郵政民営化反対理由は金の流れそのものが理由なので、本日のブログで反対理由の詳細明記はやめておきます。

 そして、当時NTT分割化の必要性が、私個人としてはまったくわかりませんでした。
 三角合併解禁などにより、日本企業は規模において劣っているため、各業界が戦慄し合併をする中、NTTは巨人企業なので競争を平等にするため分割するという論調は、意味がわかりませんでした。
 これから、新市場が開拓される業界において、競争はわかりますが、飽和している市場でさらに競争をするのか?価格破壊をすればいいのか?疑問だらけでした。

 それよりも、日本企業として海外戦略に優れた企業が必要だと思います。
 念のため繰り返しますが、NTTが海外戦略に優れているとは到底思っていません。
 今後に期待したいと考えているだけです。

 当時と比較すると、民主党政権に変わってから、政治による経済混乱は減ったと思います。
 当時は、NTT解体論一色でしたからね。
 そういった条件を加味して、NTTの今後に期待したいと思います。
 不安要素としては、現首相がちょっと何をしでかすかわからないことですね。
 政治的に何かをしたわけではありませんが、コメントを聞いていると弱者の味方、巨大利益はモラルがないという発言が多いと思います。
 過去にそういうスタンスで人気を得てきた人ではありますけどね。

 

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